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トラブルあれこれ集
2005.10.18
●液晶ディスプレイの故障 その2
 またまたノートパソコンの液晶ディスプレイがおかしい・・・・という電話をいただきました。出張対応ということで、お客様のところへ行きました。

 パソコンはNECの業務用モデル、多数納入されたものの1台だそうです。
 電源を入れると画面が明るくなったり暗くなったり。液晶部を開閉するとバックライトが点滅を繰り返し、変化します。これも前回同様接触不良かな?と推定しました。業務データが入っており、急ぐとのお話でしたので、1〜2日で結論をつける目標で修理を開始しました。

 いつもの事ながら、分解は苦労します。前回同様、液晶部と本体部(マザーボード部)のコネクタを疑いましたが、ここは正常のようです。このコネクタについているケーブル(フィルム状のフラットケーブル)にキズが付液晶部を分解いているかな?と思い、液晶部を分解しました。(右写真)周辺のカバーを外したところです。

*簡単に「分解」と書いていますが、液晶周辺の樹脂部分は肉厚が薄く、かつハメコミであったり接着テープで貼られていたりして大変苦労する仕事です。力を入れすぎると、パキッ!と折れます(涙が出ます)。

 この状態で電源を入れると、やはり画面が不安定です。例によって接触不良や配線の異常が無いか目と手で確認です。ただし、インバータ基板は高電圧が発生しているので、むやみに触るのは危険です。

インバータ基板
 原因が分かりました。インバータのようです。液晶表示部の下にあるインバータ基板(左写真の○)を押すと点滅を繰り返すからです。

 インバータと液晶を接続するコネクタ(○内の右端に見える白い箇所)の不良を考え、コネクタを外して洗浄します。良くなったように思えたので、カバーを取り付け動作チェック。ところが、今度は点灯しません!

 組み方が悪かったのか?と液晶部の周辺を押してみると、ちょうどインバータ基板のあたりを押した時に点灯します。周辺カバーとインバータ基板の間に隙間が無く、カバーを組むと基板が押されて不良になるようです。
 インバータ基板は外観上特に問題ありません。ハンダゴテでハンダの微妙な接触不良を直すことも考えたのですが、非常に小さい部品(部品によっては1mm角以下)が多数並んでいるので、下手に手を加えると逆効果・・・・と考えました。
 止むを得ず、その旨報告し了承を得ました。

 その際伺ったのですが、この機種で多数同じ不具合症状が出ているとの事でした。設計上の問題のようです。・・・・そう言っていただければ深追いはしなかったのですが、多くの時間を割いて対策を試みたので、修理完了ではないのですが診断料はいただきました。
 緊急性がある(以前はメーカーへ修理に出すと、販売会社経由で2週間かかったそうです)とのお話でしたから、このあたりはご理解いただきたいところです。